2018年武術の稽古始めは普段のメニューを時間をかけて楽しみました

稽古始めに向かい朝

武術の稽古始めです。まだ薄暗い朝に愛おしい布団の中から抜け出していそいそと着替えます。
寒さに負けまいと脳内でロッキーのテーマを流しながら外に向かいます。

「うー、寒い!」
厚着をしたくても、これから動いて汗をかくことを考えるとやや軽装での出発になります。

それでも顔がニヤけるのは
きっと今が休日で、ゆっくりと時間をかけて武術の稽古ができるからです。

今回はそんないつも通りの、でも新年初日の「稽古始め」について書いていきます。

目次

ウォーミングアップは自転車で

今日は自転車で40分くらい走ってから稽古を始めることにしました。

いつものように近くの公園までジョギングでいってもいいのですが、負荷を低くして長く流すことで体をあたためたいと思ったからです。

荒川の河川敷を上流に向かって走り、埼玉県の戸田市にあるグラウンドに到着です。

ここは芝生も多いので、私のように体重が重い人間が稽古しても膝や関節に負担が掛からない場所です。
普段の日もよく利用します。

まずは軽く慣らし運動を

自転車を邪魔にならない場所に置き、稽古開始です。

稽古始めだからと言って特別なにかを入れるのではなくいつも通りの稽古をやるつもりです。

入念なストレッチでこわばりをほぐし
軽いジャンプで体の縦軸と瞬発力の調整を行います
最後に3週ほどグラウンドをジョギングして準備完了です。

稽古を始めよう、まずは基本から

自分にとって一番大切だと思う稽古からやっていきます。

重心の把握と移動
正中線の確認
歩法各種
この3つはとにかく必須です。

蹴りの練習
足の幅を固定しての手技の練習も外せません。
蹴りの練習或いは独立形

こうした基本的な部分を経て、拳法らしい稽古に入っていきます。

形意拳の稽古を始める

基本の構えである「三体式(さんたいしき)」をとってしばらく静止します。
呼吸は深く、長く
意識は滞らせずに流していきます。
三体式開始

ゆるやかに動き始めます
基本の突き技である「五行拳」をゆっくりと

何度も繰り返しながら、ひとつひとつを確認していきます。

最後に型
五行拳のそれぞれを一連の動きとして繋げていきます。

単純に動けばいいのではなく、動きの中で自分を観察していきます。
どこかでロスが発生していないか
重心は活かせているのか
意識が途切れていないか

ゆっくり、あるいはスピードを早くして
それぞれの要素を確認していきました。
基本の構え三体式

清々しさとともに帰路につく

夜が明けて空青く
帰りはサーっと戻ります。
気が付けばすっかり空も明るくなっていました。

空は青く広がり
そんな空を映す川面も青く輝いていました。

清々しさを感じながら
充実した稽古始めに満足し、帰ってくることができました。
青く澄んだ川面